霊泉「観音水」

                        

                                                 

ホーム
上へ

 

          閼伽井「智弁水」                不動の滝「沐浴すると霊験あり」

                  

              観音水(閼伽井=あかい)

 別名「智弁水」と云い、智弁僧正が霊水を求めて密教の秘法を修め得られたとされる寺伝、また一説に

文慶阿闍梨の夢に跋難陀龍王が現れて「此の地に名水有り、汝に与うべし」とお告げがあり、早速、左の

袂をもって大地を撫すとたちまち霊水が湧出したという寺伝が残っている。【跋難陀龍神池】の別称あり。

 この井戸は滋賀県三井寺の金堂の閼伽井に水源があるといわれていたので、成尋阿闍梨が「もし是、

三井金堂水の源ならば昼夜休まず彼の池に流行すべし、我今こそその証をみん」と数珠を井戸に投じた。

三日三夜で三井金堂池に流れ着くが、途中で総が引っ掛かっているのを霊視した成尋阿闍梨は念力で

数珠を水脈へと送り出した。という逸話があり、以後大雲寺では念珠に総を用いないこととした。

  古来より「観音水」と崇められ、精神病・眼病にことのほか効能があり、その霊験を述べれば枚挙をいと

わない。 また、不動の滝(写真 右)の垢離場で脳病の患者を滝に打たせると本復すると云う言い伝えが

古来より広く朝野に広まり大雲寺は精神病平癒の祈祷寺としても、平安時代から今日まで霊験を求める人

たちが集い集まり、その人たちの滞在を引き受けた「籠屋」がやがて精神病院として発展していった。